鉱研工業、今期経常を32％下方修正、配当も2円減額

　鉱研工業 <6297> [東証Ｓ] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比87.7％減の3900万円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の3億1000万円→2億1000万円(前期は3億1000万円)に32.3％下方修正し、減益率が横ばい→32.3％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億7000万円→1億7000万円(前年同期は1億2300万円)に37.0％減額し、増益率が2.2倍→38.2％増に縮小する計算になる。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→8円(前期は10円)に減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は100万円の赤字(前年同期は1億3000万円の黒字)に転落し、売上営業利益率は前年同期の7.1％→3.3％に大幅悪化した。

株探ニュース