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★IPO関連銘柄★ カワタ(6292) 大化けの可能性を秘めた「材料豊富」な出遅れ銘柄

著者:本村健
投稿:2014/12/10 08:59

「懸念材料」は払拭済み、IPO関連銘柄としての波及効果も

■今回の注目銘柄■

カワタ(6292)

自動車・電子機器をはじめ「電池・食品・医薬品」などのプラスチック成形加工機周辺機器及び、システムの製造を行い、トヨタと成分生分解性プラスチックの成形でも「技術提携」をしている同社。

10月30日に発表した今3月期の9月中間期では、売上高76億円(前年同期比5.4%増)、営業利益2億9800万円(28.1%増)と期初予想を利益面で大幅に上回った。国内は低迷気味だったものの、中国、東南アジアが好調で「円安がプラス」に働いた要因が非常に大きいといえよう。

通期は売上高156億円(前年同期比0.6%増)・営業利益6億6000万円(13.4%増)と慎重な同社は期初予想を据え置いているが、決算発表時は1ドル辺り109円とこの急激な円安に伴う為替差益を考えれば当然今後の「業績上振れからの上方修正」が見込まれる。

直近の株価は、日足の一目均衡表で雲(抵抗帯)を上抜けて推移しているが、実はこれまで株価を抑えていた懸念材料があった。

6年前に特許権侵害を巡り訴訟を起こされおり、当初は「2億2000万円」を請求されていたが先月、最高裁から「635万円」の損害金支払命令がくだった事で「良い形でケリがついた」事で、懸念材料は払拭。

更に、来週17日に竹本容器(4248)が東証2部に新規上場予定となっているが、プラスチック製などの包装容器の製造販売が主業務であり、同業種ともいえる同社は「IPO関連銘柄としての波及効果」も十分期待できる。

一株純資産900円でPBRは0.3倍台、一株利益は48.7円でPERは7倍台の「出遅れ銘柄」は円安、原油安をバックに満を持して「大化け」の材料は整ったといえよう。

本村

※12/10 9:13 銘柄コード追加
※12/10 12:04 画像追加
本村健
株式会社SQIジャパン 金融コンサルタント
配信元: 達人の予想
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