ＡＳＢ機械が急落、２１年９月期業績及び配当予想を上方修正も材料出尽くし感

　日精エー・エス・ビー機械<6284.T>が急落している。６日の取引終了後、２１年９月期の連結業績予想について、売上高を３６０億円から３６６億円（前期比３４．３％増）へ、営業利益を６５億円から８７億円（同７９．４％増）へ、純利益を４７億円から６６億円（同５５．７％増）へ上方修正し、あわせて６０円を予定していた期末一括配当予想を１００円に引き上げると発表したが、材料出尽くし感から売られているようだ。

　全社的に受注が堅調なことに加えて、生産性の改善進展に伴い採算性が向上したことが要因。また、コロナ禍の影響により大規模展示会が中止となり営業費用が抑制されたことも寄与した。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（２０年１０月～２１年６月）決算は、売上高２７３億７１００万円（前年同期比５７．０％増）、営業利益７２億８７００万円（同２．８倍）、純利益５７億４００万円（同２．５倍）だった。

出所：MINKABU PRESS