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三井海洋開発のニュース
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2021年3月23日13時に執筆
EVブームの裏で課題の1つに挙げられているのが電力不足です。日本のような国土が狭く山林ばかりの土地ですと、大規模な発電設備を作るのにもコストや人的被害リスクを減らさなければいけません。そこで昨今、欧州を中心に洋上風力発電の議論が盛んになっており、日本企業の新たなビジネスチャンスとして注目されておりますよ。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
世界的な枠組みとして、CO2の排出量を減らしていく方針は今後も変わらないと思います。日本の電力の多くは火力発電によって賄われていますが、再生可能エネルギーの割合を増やしていくのであれば洋上風力発電の可能性も投資家として見過ごせませんな。
日本の海は深く欧州と違って遠浅ではない為、海上に浮かべる浮体式の技術力が要求される事になります。さらに津波などの災害に耐えうる強度や漁業関係者の理解なども必要になるでしょう。日本での実証実験も行われていますが、本格的な導入が進むのか政府の補助金などの意向も進捗を見守りたいところです。
2020年末における洋上風力発電の設置容量のデータでは英国が首位となっており、2位にドイツ、3位に中国が並んでいます。中国の急成長で2位に浮上するとの予測もあり、中国の影響力は今後も拡大していくでしょう。地理的に中国と近い日本企業でも洋上風力発電の潮流が強まって、部品メーカーなど海外へ展開していく企業も増えると思われます。
いくらCO2の排出規制を守ろうと努力しても停電が頻繁に起こるなど、安定供給が損なわれては元も子もありません。再生可能エネルギーは安定供給が困難というイメージもありますが、条件を精査すれば安定供給が出来る洋上風力発電は最後の砦となりそうです。
英国ではJパワー<9513>が風車90基を使った大規模洋上風力発電プロジェクトを展開しており、火力発電所に匹敵する程の総発電容量との事です。日本国内でもオリックス<8591>が千葉県銚子沖で海底調査を始めたとの発表がありました。
洋上風力発電における基礎の施工技術実証を進める東洋建設<1890>もチェックしておきたいところ。浮体式での洋上風力発電に参入すると発表した三井海洋開発<6269>は、TLP方式の浮体式海洋石油・ガス貯蔵積み出し設備で世界最多の実績があり、その技術が洋上風力発電に活かされるとなれば今後の進展が楽しみですな。
バイデン大統領が再生可能エネルギーを重視する政策を発表した時にはレノバ<9519>も物色されました。海外拠点を多く持つ同社も洋上風力発電の開発を進めているようです。開発が進み、本格的に実用化すれば風力発電機を手掛ける共和電業<6853>にも思惑があります。
洋上から電機を送電するとなれば、送電線工事を主力とするETSホールディングス<1789>も人気化する可能性があるか…設備が大規模になるほど多くの企業が関わるプロジェクトになりますからねぇ。
万が一の事故の防止には、電源不要の風力発電用消火装置を手掛けているポエック<9264>にも活躍の余地がありそうです。これからの時代の電力供給はいかに安全で地球に優しいクリーンなエネルギーを開発するかが焦点となっていく事でしょう。未来の子ども達にとっては、海に風車が浮かんでいるのが当たり前の時代になるかもしれませんなぁ。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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※2021年3月23日13時に執筆
EVブームの裏で課題の1つに挙げられているのが電力不足です。日本のような国土が狭く山林ばかりの土地ですと、大規模な発電設備を作るのにもコストや人的被害リスクを減らさなければいけません。そこで昨今、欧州を中心に洋上風力発電の議論が盛んになっており、日本企業の新たなビジネスチャンスとして注目されておりますよ。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
世界的な枠組みとして、CO2の排出量を減らしていく方針は今後も変わらないと思います。日本の電力の多くは火力発電によって賄われていますが、再生可能エネルギーの割合を増やしていくのであれば洋上風力発電の可能性も投資家として見過ごせませんな。
日本の海は深く欧州と違って遠浅ではない為、海上に浮かべる浮体式の技術力が要求される事になります。さらに津波などの災害に耐えうる強度や漁業関係者の理解なども必要になるでしょう。日本での実証実験も行われていますが、本格的な導入が進むのか政府の補助金などの意向も進捗を見守りたいところです。
2020年末における洋上風力発電の設置容量のデータでは英国が首位となっており、2位にドイツ、3位に中国が並んでいます。中国の急成長で2位に浮上するとの予測もあり、中国の影響力は今後も拡大していくでしょう。地理的に中国と近い日本企業でも洋上風力発電の潮流が強まって、部品メーカーなど海外へ展開していく企業も増えると思われます。
いくらCO2の排出規制を守ろうと努力しても停電が頻繁に起こるなど、安定供給が損なわれては元も子もありません。再生可能エネルギーは安定供給が困難というイメージもありますが、条件を精査すれば安定供給が出来る洋上風力発電は最後の砦となりそうです。
英国ではJパワー<9513>が風車90基を使った大規模洋上風力発電プロジェクトを展開しており、火力発電所に匹敵する程の総発電容量との事です。日本国内でもオリックス<8591>が千葉県銚子沖で海底調査を始めたとの発表がありました。
洋上風力発電における基礎の施工技術実証を進める東洋建設<1890>もチェックしておきたいところ。浮体式での洋上風力発電に参入すると発表した三井海洋開発<6269>は、TLP方式の浮体式海洋石油・ガス貯蔵積み出し設備で世界最多の実績があり、その技術が洋上風力発電に活かされるとなれば今後の進展が楽しみですな。
バイデン大統領が再生可能エネルギーを重視する政策を発表した時にはレノバ<9519>も物色されました。海外拠点を多く持つ同社も洋上風力発電の開発を進めているようです。開発が進み、本格的に実用化すれば風力発電機を手掛ける共和電業<6853>にも思惑があります。
洋上から電機を送電するとなれば、送電線工事を主力とするETSホールディングス<1789>も人気化する可能性があるか…設備が大規模になるほど多くの企業が関わるプロジェクトになりますからねぇ。
万が一の事故の防止には、電源不要の風力発電用消火装置を手掛けているポエック<9264>にも活躍の余地がありそうです。これからの時代の電力供給はいかに安全で地球に優しいクリーンなエネルギーを開発するかが焦点となっていく事でしょう。未来の子ども達にとっては、海に風車が浮かんでいるのが当たり前の時代になるかもしれませんなぁ。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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