三井海洋、前期最終を一転赤字に下方修正

　三井海洋開発 <6269> が1月30日大引け後(15:30)に業績修正を発表。19年12月期の連結最終損益を従来予想のトントン→185億円の赤字(前の期は218億円の黒字)に下方修正した。ただ、通期の連結営業損益は従来予想の60億円の赤字→50億円の赤字(前の期は149億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の8億円の赤字→193億円の赤字(前年同期は116億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期業績予想修正の理由浮体式石油生産貯蔵積出設備（FPSO）の建造工事の進捗が予想を上回ったこと及び採算性の改善などにより売上高と営業利益は予想を上方修正することといたしました。一方、上述の特別損失の計上に加え、海外子会社における為替差損の計上などにより経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益の予想を下方修正することといたしました。（注）上記の業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。