ペガサス、前期経常を一転40％増益に上方修正、未定だった配当は13円減配

　ペガサスミシン製造 <6262> が4月26日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の4.6億円→6.8億円(前の期は4.8億円)に47.8％上方修正し、一転して40.5％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.8億円→6億円(前年同期は3.1億円)に56.8％増額し、増益率が24.4％増→95.2％増に拡大する計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当は7円(前の期は20円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社企業グループの主力事業である工業用ミシン及びダイカスト部品事業の需要は、新型コロナウイルス感染症の再拡大の影響はあるものの回復傾向にあります。　このような事業環境のもと、当社企業グループの営業利益は、コスト低減及び経費削減に取り組んだ結果、前回の予想を上回る見込みとなりました。　また、期末にかけて、当初の想定以上に円安が進行したことにより、経常利益につきましても、前回の予想を上回る見込みとなりました。　引き続き、新型コロナウイルス感染症終息後のマーケット正常化を展望し、サプライチェーンマネジメント、新製品開発及び人材育成等の強化に加え、ダイカスト部品事業での受注拡大に備えた設備投資等、将来へ向けた施策に注力してまいります。

　　当社は配当政策として、株主の皆様への利益還元の充実を経営の最重要政策と位置付け、継続的かつ安定的な配当を維持し、経営環境や業績を総合的に勘案した適正な利益配分を基本方針としております。　今般、2021年３月期の業績予想を修正したことを踏まえ、業績の動向を総合的に勘案し、未定としておりました期末配当予想を１株あたり７円に修正することといたします。※上記の予想は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、不確定な要素を含んでおりますので、実際の業績等は予想と異なる場合があります。