イワキポンプ、前期経常を2％下方修正、配当は1円増額

　イワキ <6237> [東証Ｐ] が5月10日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の40.2億円→39.3億円(前の期は29.9億円)に2.3％下方修正し、増益率が34.5％増→31.5％増に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の43.8億円→43.9億円(前の期は23.9億円)に0.3％上方修正し、増益率が82.9％増→83.6％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の18.2億円→17.2億円(前年同期は14.6億円)に5.1％減額し、増益率が24.1％増→17.8％増に縮小する計算になる。

　同時に、前期の年間配当を従来計画の60円→61円(前の期は33.5円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績予想につきましては、売上高は概ね予想どおり推移いたしました。販売費及び一般管理費の減少により営業利益は予想を上回りますが、為替差益が減少したことに伴い、経常利益は予想より減少となる見込みです。一方、法人税等が想定より減少したため、親会社株主に帰属する当期純利益は予想を上回る見込みとなります。

　当社は将来の成長のための投資に必要な内部留保の確保や、キャッシュ・フローの状況などを勘案しつつ、経営成績に応じ、連結配当性向30％超を目安に、安定的な配当を実施することを基本方針としております。2023年３月期の期末配当金につきましては、この度の業績予想の修正を踏まえ、直近の配当予想から1円00銭増配の34円00銭へと修正いたします。これにより、年間配当金は１株あたり61円00銭となります。(注)予想数値は、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想と異なる可能性があります。