島精機、上期経常を赤字縮小に上方修正

　島精機製作所 <6222> が10月22日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益を従来予想の31億円の赤字→10億円の赤字(前年同期は31.3億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
　なお、通期の経常損益は従来予想の63億円の赤字(前期は72.7億円の赤字)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当第２四半期累計期間は、横編機事業において、中国や欧州市場で経済活動の再開に向けた設備投資が活発となりホールガーメント横編機等の販売が伸長したこと、また手袋靴下編機事業において、国内および海外大手ユーザーの設備投資が順調となり販売が増加したため、売上高は当初の予想を上回る見込みとなりました。利益面では工場操業度の改善および継続的なコスト削減等により営業損失は減少し、営業外において貸倒引当金戻入益の計上等により経常損失、親会社株主に帰属する四半期純損失ともに減少する見通しとなりました。これらの結果、第２四半期業績予想値（連結・個別）を修正いたします。　なお、通期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、世界的な半導体その他原材料の供給逼迫や国際輸送コストの高騰など事業活動に及ぼす影響が不透明であることから、現時点においては、2021年５月７日に公表いたしました業績予想を据え置くことといたします。今後の業績動向を踏まえ、修正が必要と判断された場合は速やかに公表いたします。（注）上記業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報および合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。