東洋機械は前期営業８５％増益で増配も今期は慎重に見積もる

　東洋機械金属＜6210.T＞が２４日取引終了後に発表した前１４年３月期の連結業決算は、売上高２３６億８７００万円（前の期比２１．２％増）、営業利益１７億９３００万円（同８５．３％増）と大幅増益を達成。未定としていた期末配当を５円（前の期の３円）とし、年間配当は前の期比３円増に相当する８円（前の期の５円）とする。
　前期は主力の射出成形機、ダイカストマシンが中国や韓国などでＩＴ機器、電子部品、自動車関連向けに増加、欧米向けも円高是正効果で堅調に推移し、国内も需要が回復した。
　今１５年３月期は売上高２４０億円（前期比１．３％増）、営業利益１７億７０００万円（同１．３％減）を計画。中国やインドなど新興国の成長減速が続くと予想されることから慎重に見積もっている。