ＦＵＪＩ、今期経常を6％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額

　ＦＵＪＩ <6134> が11月8日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比25.8％増の152億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の290億円→308億円(前期は232億円)に6.2％上方修正し、増益率が24.9％増→32.6％増に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比40.1％増の155億円に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の60円→70円(前期は50円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比17.2％増の60億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の15.2％→17.5％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　ロボットソリューション事業において、第２四半期の受注・売上、および第３四半期以降の受注見込みが、前回の予想を上回る見通しであるため、2021年８月６日に公表いたしました通期の連結の業績予想数値を上記の通り修正いたします。（注）上記予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。

　　当社は、株主の皆様への利益還元と財務基盤の強化を両立すべく、収益性の向上に向けて経営体質の強化を図りながら、安定配当を維持し、継続的な利益還元に努めることを基本方針としております。　2022年3月期第２四半期末及び期末配当金につきましては、上記業績予想の修正を踏まえ、株主の皆様のご支援にお応えするため、中間配当金、期末配当金を前回予想の１株当たり30円から各々5円増配の35円に修正いたします。　これにより、年間配当金は、前回予想より10円増配の70円となる予定です。