ＦＵＪＩ、今期経常を一転25％増益に上方修正・4期ぶり最高益、配当も20円増額

　ＦＵＪＩ <6134> が8月6日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比32.1％増の92.3億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の167億円→290億円(前期は232億円)に73.7％上方修正し、一転して24.9％増益を見込み、一気に4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の71億円→140億円(前年同期は121億円)に97.2％上方修正し、一転して15.5％増益を見込み、一気に14期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。

　業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の20円→30円に大幅増額し、下期配当も従来計画の20円→30円に増額修正した。年間配当は60円(前期は50円)となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の17.0％→22.8％に大幅上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　世界的な半導体不足への懸念がある中で、ロボットソリューション事業において、通信機器関連、車載関連、さらにはこれら電子機器製造に欠かせない電子部品生産用など様々な分野での旺盛な設備投資需要が見込まれ、第２四半期以降も引き続き好調に推移する見通しです。このような事業環境の中で、第２四半期以降の受注見込みが前回の予想を大幅に上回ることから、2021年５月11日に公表いたしました第２四半期累計期間及び通期の連結の業績予想数値を上記のとおり修正いたします。（注）上記予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。

　　当社は、株主の皆様への利益還元と財務基盤の強化を両立すべく、収益性の向上に向けて経営体質の強化を図りながら、安定配当を維持し、継続的な利益還元に努めることを基本方針としております。　2022年3月期の第２四半期末及び期末配当金につきましては、上記業績予想の修正を踏まえ、株主の皆様のご支援にお応えするため、中間配当金、期末配当金を前回予想の１株当たり20円から各々10円増配の30円に修正いたします。　また、１株当たりの年間配当額（予想）につきましても、20円増額の60円となります。