ＤＭＧ森精機が続伸、１５年３月期業績予想を上方修正で、アマダから旋盤事業の譲受も発表

　ＤＭＧ森精機<6141.T>が続伸。前引け後に、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の１７００億円から１７４０億円（前期比８．３％増）へ、営業利益を同１３０億円から１４０億円（同４９．６％増）へ、純利益を同１０５億円から１１０億円（同１６．５％増）へ上方修正したことを好感した買いが入っている。足もとの受注環境が好調なことが要因という。
　同時に発表した第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高８０４億１００万円（前年同期比４．７％増）、営業利益４５億７４００万円（同３２．５％増）、純利益５７億２１００万円（同８９．０％増）と大幅増益となった。高速・高精度な工作機械へのニーズの高まりを背景に、日本や米州からの受注が堅調に推移し業績を牽引した。
　さらに、同社では来年４月１日をメドにアマダ<6113.T>から、アマダの１００％子会社アマダマシンツールの旋盤事業を譲り受けると発表しており、今後の成長に寄与するとして、これを好材料視する買いも入っているようだ。

ＤＭＧ森精機の株価は１３時６分現在１１９９円（△４４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）