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レアジョブのニュース
■要約
レアジョブ<6096>は、オンライン英会話サービス「レアジョブ英会話」が主力サービス。6,000人のフィリピン人講師を抱え、高品質なサービスを低価格で提供することで売上成長を続けている。最近では法人・教育機関向けのビジネスを強化しているほか、シナジーの高いグローバルリーダー育成事業やキャリア関連事業にも事業領域を拡大し、オンライン英会話事業者からグローバルリーダーを生み出すプラットフォーム企業として成長を目指している。
1. 今後の成長戦略
同社はグループビジョンとして「Chances for everyone, everywhere.」を掲げ、グローバルに人々が活躍する基盤を作ることを目指し、事業拡大に向けた取り組みを推進している。その基盤となるアセスメントデータプラットフォームを構築するため、AI技術を活用した英語スピーキング力測定システム「PROGOS」を2020年6月に開発し、企業や大学向けに拡販を進めている。「PROGOS」でアセスメントデータを収集し、同プラットフォームを起点として創出される様々なサービスを提供していくことで高成長を実現していく。中期売上目標としては国内で300億円(個人向け、法人向け、文教向けで各100億円)を設定し、M&Aも含めて成長を目指していく。
2. 2021年3月期の業績概要
2021年3月期の連結業績は、売上高で前期比18.2%増の5,331百万円、営業利益で同49.8%増の669百万円と過去最高を更新した。オンライン英会話サービス市場の拡大を背景に、個人向けが前期比21.6%増収と好調に推移したほか、法人・教育機関向けも取引社数の拡大により同10.7%増収と順調に拡大したことが要因だ。営業利益率も増収効果に加えて、生産性向上及び業務効率化が進んだことにより、前期比2.6ポイント上昇の12.5%となった。
3. 2022年3月期の業績見通し
2022年3月期の連結業績は、売上高で前期比21.9%増の6,500百万円、営業利益で同19.6%増の800百万円と2ケタ成長が続く見通し。法人・教育機関向け売上高で前期比52.3%増と急成長を見込んでいる。「PROGOS」をフックとして、英語研修やグローバルリーダー育成研修などグローバル人材育成に向けたソリューションサービスを提案、提供していくことで、売上を拡大していくことになる。また、2021年6月には日本語スピーキング力学習プログラムの開発を担う子会社、バベルメソッド(株)を設立しており、同プログラムを活用して、外国人スタッフの日本語スピーキング力の向上を希望する企業向けに研修サービスを提供することを目指している。
4. 株主還元策
同社は新たな配当方針を2021年5月に発表した。将来の成長に必要となる内部留保の充実と財務基盤の確立などを勘案し、資本コストを上回る投資案件がある場合には戦略的投資を実行していくとし、配当についてはこうした政策に沿う範囲のなかで、安定的かつ継続的な増配を実現する形で実施していく方針とした。中長期的に連結配当性向で20%程度を目標としている。同方針を受けて、2022年3月期の1株当たり配当金を11円(配当性向18.8%)とすることを併せて発表している。
■Key Points
・「PROGOS」の普及によりアセスメントデータプラットフォームを構築、中期売上目標として国内300億円を目指す
・ 2021年3月期はコロナ禍における個人向けの伸長、法人・教育機関向けの取引社数の拡大により、過去最高業績を大幅更新
・2022年3月期業績は法人・教育機関向けビジネスがけん引し、2ケタ増収増益が続く見通し
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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レアジョブ<6096>は、オンライン英会話サービス「レアジョブ英会話」が主力サービス。6,000人のフィリピン人講師を抱え、高品質なサービスを低価格で提供することで売上成長を続けている。最近では法人・教育機関向けのビジネスを強化しているほか、シナジーの高いグローバルリーダー育成事業やキャリア関連事業にも事業領域を拡大し、オンライン英会話事業者からグローバルリーダーを生み出すプラットフォーム企業として成長を目指している。
1. 今後の成長戦略
同社はグループビジョンとして「Chances for everyone, everywhere.」を掲げ、グローバルに人々が活躍する基盤を作ることを目指し、事業拡大に向けた取り組みを推進している。その基盤となるアセスメントデータプラットフォームを構築するため、AI技術を活用した英語スピーキング力測定システム「PROGOS」を2020年6月に開発し、企業や大学向けに拡販を進めている。「PROGOS」でアセスメントデータを収集し、同プラットフォームを起点として創出される様々なサービスを提供していくことで高成長を実現していく。中期売上目標としては国内で300億円(個人向け、法人向け、文教向けで各100億円)を設定し、M&Aも含めて成長を目指していく。
2. 2021年3月期の業績概要
2021年3月期の連結業績は、売上高で前期比18.2%増の5,331百万円、営業利益で同49.8%増の669百万円と過去最高を更新した。オンライン英会話サービス市場の拡大を背景に、個人向けが前期比21.6%増収と好調に推移したほか、法人・教育機関向けも取引社数の拡大により同10.7%増収と順調に拡大したことが要因だ。営業利益率も増収効果に加えて、生産性向上及び業務効率化が進んだことにより、前期比2.6ポイント上昇の12.5%となった。
3. 2022年3月期の業績見通し
2022年3月期の連結業績は、売上高で前期比21.9%増の6,500百万円、営業利益で同19.6%増の800百万円と2ケタ成長が続く見通し。法人・教育機関向け売上高で前期比52.3%増と急成長を見込んでいる。「PROGOS」をフックとして、英語研修やグローバルリーダー育成研修などグローバル人材育成に向けたソリューションサービスを提案、提供していくことで、売上を拡大していくことになる。また、2021年6月には日本語スピーキング力学習プログラムの開発を担う子会社、バベルメソッド(株)を設立しており、同プログラムを活用して、外国人スタッフの日本語スピーキング力の向上を希望する企業向けに研修サービスを提供することを目指している。
4. 株主還元策
同社は新たな配当方針を2021年5月に発表した。将来の成長に必要となる内部留保の充実と財務基盤の確立などを勘案し、資本コストを上回る投資案件がある場合には戦略的投資を実行していくとし、配当についてはこうした政策に沿う範囲のなかで、安定的かつ継続的な増配を実現する形で実施していく方針とした。中長期的に連結配当性向で20%程度を目標としている。同方針を受けて、2022年3月期の1株当たり配当金を11円(配当性向18.8%)とすることを併せて発表している。
■Key Points
・「PROGOS」の普及によりアセスメントデータプラットフォームを構築、中期売上目標として国内300億円を目指す
・ 2021年3月期はコロナ禍における個人向けの伸長、法人・教育機関向けの取引社数の拡大により、過去最高業績を大幅更新
・2022年3月期業績は法人・教育機関向けビジネスがけん引し、2ケタ増収増益が続く見通し
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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