ライドオンＥ、今期経常を30％下方修正

　ライドオンエクスプレスホールディングス <6082> [東証Ｐ] が11月14日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比64.8％減の4億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の18.1億円→12.6億円(前期は19.9億円)に30.2％下方修正し、減益率が9.1％減→36.5％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比2.6％増の8.6億円に伸びる計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比62.3％減の2.6億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の11.1％→4.4％に急低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当第２四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染拡大前と比較して、宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」の売上は堅調に推移しております。しかしながら、経済社会活動の正常化に向けた消費者の行動の変化が想定以上に早く表れたこと等により、当初の売上高予想に影響が出ております。また、足元における仕入れ環境においては、ウクライナ情勢の長期化等を背景に、資源価格の高騰及び円安等の影響によって、予想を超えて非常に厳しい状況で推移しております。このような仕入れ環境の変化を受け、2022年10月より、価格改定による収益性の改善に努めておりますが、物価上昇による消費者マインド低下の影響等を踏まえ、引き続き厳しい状況が続くと想定しております。そのため、通期の売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を下回る見込みとなりました。なお、2023年３月期の期末配当予想につきましては、変更ありません。