【買い】メディアフラッグ（6067）戻り一服からやや上値の重い展開、材料発表に期待か◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

戻り一服からやや上値の重い展開、材料発表に期待か

業種：サービス業
時価総額：42.74億円
PER：42.70倍
PBR：2.69倍

小売りや外食業に対して覆面店舗調査や電子看板導入や推奨販売などを通じた販売支援が中核。日本全国150万件の店頭にてメディアクルーを活用したアナログビッグデータやIoT対応サイネージを活用したデジタルビッグデータを最大活用し、AI（人工知能）を駆使して最適な店頭販促実現へ向けた戦略を掲げる。

業績面では主力のセールス＆プロモーション事業が大型案件剥落で落ち込みを見せており、営業体制を改めて強化に動き出している他、グループ会社のimpactTVで開発中のフィールドトラッキングシステム「PISTA」、消費者口コミアプリ「言わせて.SHOP」、リゾート地でのお仕事マッチングサービス「リゾートチャンネル」など新規事業を続々と立ち上げており、足元よりも今後の売上貢献事業に注目が集まるものと考えられる。

株価は900円付近のところでやや上値の重たさが感じられる反面、出来高をつくりながら一目均衡表の雲抜けを待つかたちとなっている。2/23高値の919円をブレイクできるようであれば上昇モメンタムが強まることが予想される。足元で5/10に発表された決算材料は今期見通しの減益が嫌気されたと見えるが反応は限定的で、今後の新規材料に期待を寄せる投資家も多いとみられる。