ＥＡＪの急騰続く、好材料続き需給相場入りの様相

　日本エマージェンシーアシスタンス<6063.T>が続急騰、投機資金攻勢で需給相場の様相を強めてきた。前週末まで２日連続してストップ高で大引け比例配分という人気をみせているが、きょうも寄り付きから買い物が集中、気配値のまま水準を切り上げている。

　同社は損保会社に代行して海外渡航者に医療機関を手配する業務などを手掛け、訪日客急増に伴うインバウンド需要の取り込みが業績押し上げ要因となっている。前週は中国国内で最大級の医療ポータルサイト「就医１６０」を運営する中国現地法人と提携し、中国患者を呼び込むための日本の医療機関の情報発信を行うことを発表し、これが材料視されたが、１日付で「平成２８年度産油国石油精製技術等対策事業費補助金」の公募に採択されたことを発表、これが物色人気を増幅させている。アラブ首長国連邦（ＵＡＥ)アブダビ首長国と日本の医療分野における協力強化事業を実施する。同社は同事業に２０１１年度（平成２３年度）から公募採択されており、これまで両国の医療者交流、日本への患者受入、医療教育協力などの支援事業を行っている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）