ベクトル、今期最終を12％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額

　ベクトル <6058> [東証Ｐ] が10月13日大引け後(15:00)に決算を発表。24年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結最終利益は前年同期比57.1％減の8.2億円に大きく落ち込み、従来予想の10.7億円を下回って着地。
　しかしながら併せて、通期の同利益を従来予想の40.7億円→45.7億円(前期は31.7億円)に12.3％上方修正し、増益率が28.3％増→44.1％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結最終利益は前年同期比3.0倍の37.4億円に急拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→28円(前期は19円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である6-8月期(2Q)の連結最終利益は前年同期比90.7％減の1億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の14.1％→0.5％に急低下した。

株探ニュース