イトクロ、今期経常を50％上方修正

　イトクロ <6049> [東証Ｇ] が9月8日大引け後(15:30)に決算を発表。23年10月期第3四半期累計(22年11月-23年7月)の経常利益(非連結)は前年同期比6.1倍の5億5500万円に急拡大した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の2億5000万円の黒字→3億7500万円の黒字(前期は2億0200万円の赤字)に50.0％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の経常損益も従来予想の1億0400万円の赤字→2100万円の黒字(前年同期は6億1500万円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である5-7月期(3Q)の経常損益は2億0100万円の黒字(前年同期は3億2200万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-26.9％→17.0％に急改善した。

　※業績予想がレンジで開示されている場合は、レンジの中央値に基づいて記事を作成しています。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社では、当初の計画より、「塾ナビ」の圧倒的シェアを維持するために、戦略的に必要であると判断した期間においては広告出稿の強化をし、状況に応じて広告の出稿強度を変更することを考慮しておりました。　そして現時点においても、学習塾ポータルサイト領域における広告単価の状況は見通しにくい状況にあり、かつ「塾ナビ」においては依然として広告宣伝の強化は継続しているものの、リスティング広告の広告単価の高騰が一定落ち着いたことにより、営業利益、経常利益については前回発表数値からさらに上振れて進捗したため、上記のとおり変更いたしました。当期純利益につきましては、経常利益の増加に加え、税金費用を精査した結果、上記のとおり変更いたしました。なお、売上高については、概ね計画通り進捗しているため、前回発表数値を据え置いております。※ 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。