ファインシン、今期経常を一転赤字に下方修正、配当も10円減額

　ファインシンター <5994> [東証Ｓ] が2月2日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は11.1億円の赤字(前年同期は4.2億円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の3億円の黒字→14.3億円の赤字(前期は7.2億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の6.4億円の黒字→10.8億円の赤字(前年同期は3億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　業績悪化に伴い、従来10円を計画していた下期配当は見送る方針とした。年間配当は10円(前期は40円)となる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は7.7億円の赤字(前年同期は400万円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の-0.4％→-4.6％に大幅悪化した。

株探ニュース