ニッパツは軟調、好決算で増配発表も目先材料出尽くしの売り優勢

　ニッパツ<5991.T>は軟調、売り買い交錯のなかも売り優勢に傾いている。同社が５日取引終了後に発表した２２年３月期第１四半期（４～６月）決算は営業損益が６１億６４００万円の黒字と前年同期の１０３億２５００万円の赤字から大幅改善した。世界的な自動車販売の好調を背景に自動車用懸架ばねの回復が顕著となり業績に反映された。また好決算を受け、未定だった今上期配当は前上期実績に７円上乗せした１２円とすることも発表している。ただ、株価的には直近利益確定の動きが観測され、きょうも目先材料出尽くしとみた売り圧力が買いを凌駕している。

出所：MINKABU PRESS