ニッパツ、前期経常を2.1倍上方修正、未定だった配当は17円実施

　ニッパツ <5991> が4月28日大引け後(15:10)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の70億円→150億円(前の期は212億円)に2.1倍上方修正し、減益率が67.1％減→29.5％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の167億円→247億円(前年同期は158億円)に47.8％増額し、増益率が5.5％増→55.9％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた前期の年間配当は17円(前の期は17円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は、2021年２月４日に、新型コロナウイルス感染症の世界的な再拡大および半導体供給不足による影響を踏まえ業績予想を公表いたしました。 徹底的な固定費削減への取り組みや、為替が想定より円安に推移したことなどから、業績は想定を上回り堅調に推移したことで、通期の売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が予想数値を上回る見込みとなりました。

　2021年３月期における期末配当予想につきましては、業績予想数値の上方修正に基づき、１株当たり12円とさせていただきます。これにより年間配当予想は１株あたり17円となります。※本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する主旨のものではありません。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。