東京製綱は年初来高値、炭素繊維ケーブル増産で材料株素地開花

　東京製綱<5981.T>は年初来高値。材料株素地が開花、物色人気が一段と熱を帯びてきた。同社は従来品と比べ軽量かつ強度で優位性を持つ炭素繊維を活用したケーブルの生産能力を大幅増強する方針が伝わり、これを材料に２７日以降、商いを伴い急上昇。きょうまでの１２営業日で下げた日はわずかに２日、この間の上昇率は約３５％に達している。ワイヤーロープは国内では国土強靭化をテーマに橋梁の補修需要などで高水準の需要が見込まれるほか、海外でも新興国のインフラ整備需要が収益機会の拡大につながっていく見通し。１５年３月期の連結最終利益予想を２６億円から３７億円に上方修正するなど業績面も好調だ。

東京製綱の株価は１１時３０分現在２４９円（△１４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）