トーアミ、今期経常を一転赤字に下方修正

　トーアミ <5973> [東証Ｓ] が11月8日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は8700万円の赤字(前年同期は6800万円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の1億2000万円の黒字→6000万円の赤字(前期は1億3300万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比58.5％減の2700万円に大きく落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は1億3400万円の赤字(前年同期は3000万円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-1.9％→-2.8％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期通期連結業績予想につきましては、原材料価格の高止まりや政府による為替介入が実施されるなど円安傾向が定着する中、下半期も仕入れコスト高による利益圧迫が続くことが予想され、損益面で当初予想を下回る見込みとなりました。これらの状況を勘案し上記のとおり2023年3月期の通期業績予想を修正するものであります。（注）上記の業績予想は、本資料発表時現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。