岡部が１５年１２月期業績予想を下方修正、同時に自社株買いと自社株の消却も発表

　岡部<5959.T>がこの日の取引終了後、１５年１２月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の７７０億円から７２１億円（前期比６．０％増）へ、営業利益を同７９億５０００万円から６８億６０００万円（同２．１％減）へ、純利益を同４９億円から４５億円（同１．５％増）へ下方修正した。主に国内建設関連製品事業で、前年後半から続いている建築着工の遅れが想定以上であったことから販売数量が落ち込んだことに加えて、高付加価値製品である構造機材製品の売上高の減少が利益を押し下げた。
　同時に発表した第２四半期累計（１～６月）決算は、売上高３２９億５０００万円（前年同期比１．４％増）、営業利益２４億７４００万円（同１７．５％減）、純利益１６億５５００万円（同４．１％減）だった。
　また、自社株取得枠の設定と自社株の消却もあわせて発表した。上限を１５０万株（発行済み株式数の２．８６％）、または１９億５０００万円としており、取得期間は８月３日から１０月３１日まで。一方、消却は８月３１日付で１５０万株（自社株を含む消却前発行済み株式数の２．７１％）を行うとしている。なお、消却後の発行済み株式数は５３７９万６３２株となる。



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）