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日東精工のニュース
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家大野芳政氏(ブログ「証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2019年6月28日22時に執筆
株式市場では国内外の証券会社やシンクタンク各社から毎日、多数のアナリストレポートがリリースされています。もともと、大口の売買注文を出す機関投資家向けに書かれていましたが、最近では一般の個人投資家にも提供されており、目にする機会も多いのではないでしょうか。
個別株のレポートでは、証券アナリストがファンダメンタル分析を基づいて個別株の企業価値を算出し、現在の株価に対する「割安・割高」から「買い(強気)・中立・売り(弱気)」などの株価レーティングを付与しています。
レポートがリリースされた直後は、一時的に値動きが大きくなるため、こうしたレーティングの情報を材料に売買する個人投資家も少なくありません。ただし、銘柄によっては、寄り付きが天井になってしまうことも多々あるため、レーティングに期待して買ったら高値を掴んでしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。
はっきり言うと「レーティング引き上げ=儲かる」は間違いです。「玉」よりも「石」の方が多いため、これだけでは勝率としては低いと考えた方がよいでしょう。しかし、「玉」と「石」を見分けることができたらどうでしょうか。勝率はぐんと上がります。
「玉」と「石」の違いはなんなのか。証券アナリストの「大野芳政」が株価レーティングを15年間以上、研究し続けた結果、いくつかの法則を発見しました。
そこで、レーティング公開後の値動きが一巡した銘柄から、短期だけでなく、中長期的にも上値余地が大きく残っている注目銘柄を紹介します。
☆今週の2銘柄はこちら!!
■日東精工<5957>
いちよし証券が6月24日に投資判断を新規に「A(買い)」、フェアバリューを1,000円としたことが伝わっています。
レポートによると、同社は“100万種もの特注ねじと多彩なねじ締めの自動組立ラインの双方を提供できる高い技術力”に強みがあることを評価。省人化需要の高まりを背景に、中長期的にもねじをコアとして海外を中心に更なる業績拡大が見込めるとし、20年12月期の経常利益は前期比+13.8%の37.00億円と大幅増益を予想しています。
レポートでは短期よりも中長期的な内容が強調されています。省人化需要の高まりは、高い技術力を誇る同社にとって恩恵が大きいでしょうし、納得感が得やすかったです。目標株価の乖離率が約80%もありインパクトの大きさにも注目されます。PBRが0.8倍程度と株価は割安感があり、小型株のバリュー優位の展開になると面白そうです。
■ミズホメディー<4595>
いちよし証券が6月24日に投資判断を新規に「A(買い)」、フェアバリューを3,600円としたことが伝わっています。
レポートでは、インフルエンザ以外の感染症検査薬の成長を予想。RSウイルスとヒトメタニューモウイルスの両抗原の同時検出検査キットの発売によりシェアが拡大しているほか、2018年4月からの一部保険適用条件緩和もあり、19.12期はインフルエンザ以外の検査薬がインフルエンザ検査薬を上回るといいます。
中長期的には、2018年10月発売の遺伝子検査システムが、保険適用項目拡大とともに成長が加速すると予想。19.12期の経常利益は前期比+10.6%の13.40億円と会社計画を上回り、続く20.12期は+30.6%の17.50億円と増益モメンタムの加速を見込んでいます。
また、来期のEPS成長率は約31%と非常に大きく、来期以降の大幅な成長期待を織り込むダイナミックな株価展開が期待されます。
チャートは5月の急落から持ち直しつつありますが、戻り売り圧力も強く、徐々に伸び悩む動き。しかし、目標株価の乖離率は約56%と大きく、200日移動平均線奪回なら、急落前の水準である3,000円台手前までの戻りが視野に入るでしょう。
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執筆者名:大野芳政
ブログ名:証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」
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※2019年6月28日22時に執筆
株式市場では国内外の証券会社やシンクタンク各社から毎日、多数のアナリストレポートがリリースされています。もともと、大口の売買注文を出す機関投資家向けに書かれていましたが、最近では一般の個人投資家にも提供されており、目にする機会も多いのではないでしょうか。
個別株のレポートでは、証券アナリストがファンダメンタル分析を基づいて個別株の企業価値を算出し、現在の株価に対する「割安・割高」から「買い(強気)・中立・売り(弱気)」などの株価レーティングを付与しています。
レポートがリリースされた直後は、一時的に値動きが大きくなるため、こうしたレーティングの情報を材料に売買する個人投資家も少なくありません。ただし、銘柄によっては、寄り付きが天井になってしまうことも多々あるため、レーティングに期待して買ったら高値を掴んでしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。
はっきり言うと「レーティング引き上げ=儲かる」は間違いです。「玉」よりも「石」の方が多いため、これだけでは勝率としては低いと考えた方がよいでしょう。しかし、「玉」と「石」を見分けることができたらどうでしょうか。勝率はぐんと上がります。
「玉」と「石」の違いはなんなのか。証券アナリストの「大野芳政」が株価レーティングを15年間以上、研究し続けた結果、いくつかの法則を発見しました。
そこで、レーティング公開後の値動きが一巡した銘柄から、短期だけでなく、中長期的にも上値余地が大きく残っている注目銘柄を紹介します。
☆今週の2銘柄はこちら!!
■日東精工<5957>
いちよし証券が6月24日に投資判断を新規に「A(買い)」、フェアバリューを1,000円としたことが伝わっています。
レポートによると、同社は“100万種もの特注ねじと多彩なねじ締めの自動組立ラインの双方を提供できる高い技術力”に強みがあることを評価。省人化需要の高まりを背景に、中長期的にもねじをコアとして海外を中心に更なる業績拡大が見込めるとし、20年12月期の経常利益は前期比+13.8%の37.00億円と大幅増益を予想しています。
レポートでは短期よりも中長期的な内容が強調されています。省人化需要の高まりは、高い技術力を誇る同社にとって恩恵が大きいでしょうし、納得感が得やすかったです。目標株価の乖離率が約80%もありインパクトの大きさにも注目されます。PBRが0.8倍程度と株価は割安感があり、小型株のバリュー優位の展開になると面白そうです。
■ミズホメディー<4595>
いちよし証券が6月24日に投資判断を新規に「A(買い)」、フェアバリューを3,600円としたことが伝わっています。
レポートでは、インフルエンザ以外の感染症検査薬の成長を予想。RSウイルスとヒトメタニューモウイルスの両抗原の同時検出検査キットの発売によりシェアが拡大しているほか、2018年4月からの一部保険適用条件緩和もあり、19.12期はインフルエンザ以外の検査薬がインフルエンザ検査薬を上回るといいます。
中長期的には、2018年10月発売の遺伝子検査システムが、保険適用項目拡大とともに成長が加速すると予想。19.12期の経常利益は前期比+10.6%の13.40億円と会社計画を上回り、続く20.12期は+30.6%の17.50億円と増益モメンタムの加速を見込んでいます。
また、来期のEPS成長率は約31%と非常に大きく、来期以降の大幅な成長期待を織り込むダイナミックな株価展開が期待されます。
チャートは5月の急落から持ち直しつつありますが、戻り売り圧力も強く、徐々に伸び悩む動き。しかし、目標株価の乖離率は約56%と大きく、200日移動平均線奪回なら、急落前の水準である3,000円台手前までの戻りが視野に入るでしょう。
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執筆者名:大野芳政
ブログ名:証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」
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