日フイルコンが反発、第２四半期営業利益の上振れ好感

　日本フイルコン＜5942.T＞が反発、一時前日比４７円高の４７９円まで買われている。同社は１日、大引け後に今１４年１１月期第２四半期累計（１３年１２月～１４年５月）決算を発表。連結売上高で従来予想の１１５億円に対して１１８億２０００万円（前年同期比４．７％増）、営業利益で３億５０００万円に対して６億３００万円（同３５．４％増）と計画超で着地、これを好感している。産業用機能フィルター・コンベア事業の製紙製品分野では高付加価値製品などを提案し、不織布製造用網を含めてアジアを中心に海外で積極的な拡販活動を展開。これに加えて電子部材・マスク事業のエッチング加工製品分野でも、医療機器向け製品やＯＡ機器向け製品で高付加価値製品を受注している。また、当初見込んでいた修繕費などの費用発生がずれ込むことも利益を押し上げている。
　通期は売上高２３３億円（前期比１．３％増）、営業利益８億円（同８．０％減）の従来予想から変更はない。

日フイルコンの株価は１０時２８分現在４５３円（△２１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）