フイルコン、今期経常を37％上方修正

　日本フイルコン <5942> が10月6日大引け後(15:00)に決算を発表。21年11月期第3四半期累計(20年12月-21年8月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の11.6億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の9.5億円→13億円(前期は5.5億円)に36.8％上方修正し、増益率が70.9％増→2.3倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.6億円→9.1億円(前年同期は2.3億円)に62.4％増額し、増益率が2.4倍→3.8倍に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である6-8月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.2倍の7.7億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.4％→10.1％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年11月期の当社グループの業績につきましては、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表予想を上回る見込みとなりました。こちらは主に産業用機能フィルター・コンベア事業のその他産業用フィルター・コンベア分野における業績が前回発表時よりも好調であることと、経費削減の効果によるものであります。（注）上記の予想につきましては、現時点における入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績等は様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。