フイルコン、今期経常を58％上方修正

　日本フイルコン <5942> が7月8日大引け後(15:00)に決算を発表。21年11月期第2四半期累計(20年12月-21年5月)の連結経常利益は前年同期比22.3％増の3.8億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の6億円→9.5億円(前期は5.5億円)に58.3％上方修正し、増益率が7.9％増→70.9％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の5.6億円に急拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である3-5月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比0.3％減の3億円となり、売上営業利益率は前年同期の3.8％→3.4％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年11月期の当社グループの業績につきましては、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表予想を上回る見込みとなりました。こちらは主に電子部材・フォトマスク事業において、活況を呈する電子部品業界の影響を受け売上高が増加していることによるものであります。　(注)上記の予想につきましては、現時点における入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績等は様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。