洋シヤタ、前期経常を一転25％増益に上方修正、配当も3円増額

　東洋シヤッター <5936> [東証Ｓ] が5月9日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の5.4億円→8.1億円(前の期は6.5億円)に50.0％上方修正し、一転して24.6％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.5億円→8.2億円(前年同期は4.8億円)に49.0％増額し、増益率が12.9％増→68.2％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→18円(前の期は15円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期通期連結業績につきましては、鋼材を中心とした原材料価格の高止まりが続く中、中期経営計画『TOYO REBORN 3』の初年度として、販売価格水準の向上、戦略的な受注活動や受注済み案件の採算改善等に取り組んでまいりました。それらの進捗により、前回発表時の想定以上に収益性が向上したため、2023年1月30日公表の連結業績予想を営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益において上回る見通しとなったことから、業績予想を修正いたします。

　　当社は、中長期的な企業価値の向上と安定的な経営基盤の確保に努めながら、株主の皆様への利益還元とのバランスの最適化を、経営の最重要課題の一つとして位置付けております。　2023年３月期期末配当の 1 株当たりの配当予想につきましては、当社の通期連結業績予想数値が当初予想を上回ることから、普通配当15円を18円に修正いたします。※上記予想は、本資料発表日現在における入手可能な情報に基づいて算出しておりますが、実際の業績は今後の様々な要因により、記載の予想数値と異なる可能性があります。