三和ＨＤは後場プラス圏に浮上、基幹商品のシェアアップなどで１８年３月期営業利益は１４．６％増予想

　三和ホールディングス<5929.T>は後場買い優勢で、プラス圏に浮上してきた。同社は１２日午前１１時３０分、１８年３月期の連結業績予想を発表した。売上高は３８３０億円（前期比８．２％増）、営業利益は３０３億円（同１４．６％増）、最終利益は１９２億円（同１２．５％増）を見込んでいる。

　主に国内では、基幹商品のシェアアップ、多品種化によるさらなる成長、インフラ整備による生産力増強、防火設備の新しい検査・報告制度への対応に取り組み、また、連結対象子会社として三和スピンドル建材を設立し間仕切事業の拡大を図っていく。米国では、基幹事業の強化および成長、川下事業戦略に注力する。欧州では、産業用ドア事業の強化、耐火ドアの全欧州への拡販、セクショナルガレージドアのシェア拡大を推進するとともに英国事業の完全子会社化を実施し、成長基盤の確立に向けて取り組む。

　なお、１７年３月期連結決算は、売上高３５３９億２２００万円（前の期比３．２％減）、営業利益２６４億４０００万円（同１．６％減）、最終利益１７０億７０００万円（同１６．７％増）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）