滝上工、今期経常を一転69％増益に上方修正

　瀧上工業 <5918> [東証２] が2月12日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比9.6倍の5億8300万円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の3億5000万円→7億円(前期は4億1500万円)に2.0倍上方修正し、一転して68.7％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の8400万円→4億3400万円(前年同期は3億8900万円)に5.2倍増額し、一転して11.6％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比9.1倍の3億1700万円に急拡大し、売上営業損益率は前年同期の-2.5％→4.2％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（連結）　通期の連結業績につきましては、コロナ禍による影響で、当初見込んでおりました工事の進捗度が想定を下回るなどの減少要因もありましたが、第2四半期業績予想の修正の理由にも記載した通り、当社の常磐自動車道の高速道路案件で設計変更の獲得に目途が立ったことから、結果として売上高につきましては、当初の見込み通りとなる予定であります。　また、損益につきましては、上記のコロナ禍の影響による稼働率の低下から固定費負担が増加するなどの影響もありましたが、上記設計変更の獲得が全体の収益を底上げする主要因となることから、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、それぞれ前回発表予想を上回る見込みであります。