エムケー精工が急反落、１７年３月期業績予想を上方修正も下期の減速を警戒

　エムケー精工<5906.T>が急反落。前週末２７日の取引終了後、１７年３月期の連結業績予想について、営業利益を５億５０００万円から８億円（前期比２７．８％増）へ、純利益を３億円から５億円（同２６．９％増）へ上方修正したが、営業利益で９億円を見込む市場予想を下回ることから、失望売りが出ているようだ。

　農家向け商材や一般家庭向け商材が苦戦する一方、オート機器事業は昨年に続いて政府助成金の効果があり、売上高は２０５億円（同０．２％増）の従来予想を据え置いたが、コストコントロールによる製造原価低減などが奏功し利益を押し上げたという。ただ、上期は営業利益が６億７８００万円（前年同期比４２．７％増）だったことから、下期の減速を警戒する見方も強まっている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）