リョービが黒字回復へ

　自動車用ダイカスト（用語解説）部品主力のリョービが１１日午後１時、１１年３月期連結業績が黒字回復するとの見通しを発表した。

　売上高は前期比１４．３％増の１４４０億円、営業損益は４４億円の黒字（前期９億２５００万円の赤字）、最終損益は２２億円の黒字（同１６億１００万円の赤字）を回復する見込み。年間６円（前期無配）に復配する予定。

　中国はじめアジアでの自動車販売が伸びていることなどから、ダイカスト事業の売上高は増加を見込む。

　発表後、株価は一時２６円高の３３２円まで買われる場面があった。



　用語解説「ダイカスト」＝精密な金型に溶かしたアルミニウム、マグネシウム、亜鉛など非鉄金属の合金を高速・高圧で注入し、瞬時に成形する技術および製品のこと。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社