Ｓサイエンス、今期経常を赤字縮小に上方修正、未定だった配当は無配継続

　エス・サイエンス <5721> [東証Ｓ] が11月10日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は3100万円の赤字(前年同期は1億2100万円の赤字)に赤字幅が縮小し､従来の1億1500万円の赤字予想からも赤字幅を縮小して着地。
　併せて、通期の同損益を従来予想の1億8000万円の赤字→8000万円の赤字(前期は2億3000万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は4900万円の赤字(前年同期は1億0900万円の赤字)に赤字幅が縮小する計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は無配)とし、無配継続する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は300万円の赤字(前年同期は4200万円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-18.8％→-3.8％に急改善した。

株探ニュース