住友鉱の１１年３月期は営業利益が前期比１９％増、配当は年間４円の増配

　住友金属鉱山は１１日引け後、１１年３月期の連結業績と配当の予想を発表した。売上高は７４００億円（前期比２．０％増）、営業利益７９０億円（同１９．２％増）、純利益６７０億円（同２４．２％増）を想定。アジア地域の需要が底堅く推移する一方、原料調達は資源獲得競争の激化から厳しさを増すと予想。エレクトロニクス関連業界向けは、需要先の在庫調整一巡と中国における旺盛な需要が寄与する。以上により、資源事業および精錬事業については堅調な需要と、１０年３月期並みの価格水準が見込まれ、材料事業は需要回復基調の持続が期待できると判断、増収増益を見込んだ。配当は中間配１２円、期末配１２円の年間２４円（１０年３月期は中間配７円、期末配１３円の年間２０円）を予定している。

　住友鉱の１１日終値は前日比３７円安の１３２３円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社