三菱マ、今期経常を17％下方修正

　三菱マテリアル <5711> [東証Ｐ] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比59.2％減の249億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の180億円→150億円(前期は760億円)に16.7％下方修正し、減益率が76.3％減→80.3％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の30億円→60億円(前期は450億円)に2.0倍上方修正し、減益率が93.3％減→86.7％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の50.2億円の赤字→80.2億円の赤字(前年同期は378億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比91.6％減の19.3億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の2.3％→2.0％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース