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<動意株・2日>(大引け)=DVx、サンユウ、ガイアックスなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/08/02 15:13
 ディーブイエックス<3079.T>急伸し、年初来高値を更新。同社は1日取引終了後に、18年3月期第1四半期(4~6月)の単独決算を発表。営業利益は5億2200万円(前年同期比38.6%増)となり、上半期計画5億6500万円に対する進捗率は92.4%に達した。売上高は97億2200万円(同14.2%増)で着地。検査用電極カテーテルやアブレーション(心筋焼灼術)カテーテル類などの販売数量が伸びたことで不整脈事業の売り上げが拡大したほか、自動造影剤注入装置「ACIST」の移管業務委託収入の計上などで虚血事業も堅調だった。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

 サンユウ<5697.T>=後場トップ高で、年初来高値を更新。同社は午後2時ごろ、18年3月期の連結業績予想について、最終利益を2億4000万円から4億1000万円(同2.1倍)へ上方修正したことが好感されている。4月1日付で100%子会社サンユウ九州を吸収合併したことに伴う繰延税金資産の計上により、税効果適用後の税金費用が軽減したことなどが要因という。なお、売上高167億円(前期比8.4%増)、営業利益2億8000万円(同4.1%減)は従来予想を据え置いている。

 ガイアックス<3775.NG>=後場ストップ高。同社はきょう、フィンテック海外送金を手掛けるトランスファーワイズ・ジャパン(東京都千代田区)と本人確認業務代行での業務提携について最終協議を行うことを明らかにした。業務提携は、トランスファーワイズ・ジャパンが利用者の新規登録時における迅速な本人確認を実現するため、ガイアックスが提供しているAPI型本人確認サービス「TRUST DOCK(トラストドック)」を導入することが主な内容。トランスファーワイズ・ジャパンは「身分証確認業務」と「個人番号取得業務」を範囲として、今秋ごろの業務開始を目指すとしている。

 保土谷化学工業<4112.T>=連日の急騰。同社は有機EL材料の正孔輸送材を生産するほか、韓国子会社SFCで発光材料を手掛けており、ここ急速に市場が立ち上がる有機EL市場での成長シナリオが意識されている。7月末に発表した18年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算では、売上高が97億2000万円(前年同期比28.3%増)、営業利益は13億300万円(同6.9倍)と目を見張る変化をみせ、通期計画の営業利益13億円(前期比38.9%減)に第1四半期時点で到達、これがマーケットで脚光を浴びた。特に同分野で圧倒的な実力を有する韓国サムスン電子向けで需要を取り込む状況にあり、今後の業容拡大への思惑も含め株価を強く刺激する背景となっている。

 小松精練<3580.T>=大幅高で、年初来高値を更新。同社は1日、金沢工業大学革新複合材料研究開発センターと共同開発した炭素繊維複合材「カボコーマ・ストランドロッド」が、国内で初めて耐震補強材として国内標準(JIS)化される見込みになったと発表。2018年をメドに日本の工業規格のひとつに加わる予定だとしており、今後の事業拡大などが期待されているようだ。JIS化される見込みとなったことを受け、同社は今後の事業戦略を公表。生産設備の整備・移設や検査設備の新設・移設など設備投資を進めるとともに、全国販売代理店を介して施主や施工店に販売し、25年度までにカボコーマ全体で50億円、カボコーマ・ストランドロッドで30億円の販売を目指すとしている。

 ルック<8029.T>=大幅高。同社は1日取引終了後に17年12月期第2四半期連結業績予想の修正を発表、売上高を205億円から210億円(前年同期比1.5%増)へ、営業損益を収支均衡から6億円の黒字(前年同期は7800万円の赤字)へ、最終損益を1億円の赤字から5億円の黒字(同2億8900万円の赤字)へ増額修正しており、これを好感する買いを集めている。オリジナルブランドの「キース」、インポートブランドの「イルビゾンテ」、「マリメッコ」などの売上高および利益が会社側想定を上回っている。国内子会社の業績が好調に推移したことも収益の押し上げ要因となった。株価指標面でも1.8%台の配当利回りをキープしつつ、PBRは0.5倍と会社解散価値の半値水準に放置されており見直し余地が意識されている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ
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