菱製鋼、今期経常を78％上方修正、配当も10円増額

　三菱製鋼 <5632> が11月5日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は23.4億円の黒字(前年同期は24.7億円の赤字)に浮上し、従来予想の6億円の黒字を上回って着地。
　併せて、通期の同損益を従来予想の18億円の黒字→32億円の黒字(前期は55億円の赤字)に77.8％上方修正した。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の30億円の黒字→17億円の黒字(前期は55.2億円の赤字)に43.3％下方修正した。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は8.5億円の黒字(前年同期は30.3億円の赤字)に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→40円(前期は無配)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は9.6億円の黒字(前年同期は3.4億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-5.0％→3.3％に急改善した。

株探ニュース