虹技、今期経常を3.2倍上方修正、配当も無配→20円実施へ

　虹技 <5603> が2月26日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の1億円→3億2000万円(前期は3億7200万円)に3.2倍上方修正し、減益率が73.1％減→14.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の400万円の赤字→2億1600万円の黒字(前年同期は8900万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、2.4倍増益計算になる。

　業績好調に伴い、従来無配としていた期末一括配当は20円(前期は50円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期通期連結業績予想につきましては、グループ全社をあげてのコスト削減の取組みと海外子会社の天津虹岡鋳鋼有限公司および南通虹岡鋳鋼有限公司における選別受注や長期滞留債権の回収により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益について、上記のとおり前回発表の予想値を上回る見通しとなりました。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題のひとつとして位置づけ、中長期的な事業計画に基づき、企業の継続的発展と企業価値の向上を図るために必要な内部留保を確保しつつ、安定的な配当を継続していくことを基本方針としており、配当金支払いの目安は、配当の原資となる当期純利益（単体）を基準として、配当性向 30％を目標としています。　2021年３月期の配当予想につきましては、上記方針およびこれまでの業績推移、コロナ禍において今後想定される財務リスクへの備えなどを総合的に勘案した結果、１株あたり 20 円と修正させていただきます。（注記）上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて判断したものであります。 　　　　 実際の業績は、今後様々な要因により、当該業績予想とは異なる結果となる可能性があります。