山陽特鋼が後場上げ幅拡大、収益の改善で１１年３月期は営業黒字転換を見込む

　新日鉄系の特殊鋼メーカーの山陽特殊製鋼が、後場に入り上げ幅を拡大し、一時３３円高の４１９円まで買われている。３０日午後２時に、１１年３月期連結業績見通しと１０年３月期決算を発表した。１１年３月期業績予想は、売上高１５００億円（前期比５７％増）、営業損益９４億円の黒字（前期は３９億４６００万円の赤字）、最終損益５３億円の黒字（同２５億８４００万円の赤字）を計画。需要家ニーズの対応により堅調な分野の需要の取り込みや、コストダウンのさらなる徹底などにより収益を改善させるとしている。

　１０年３月期決算は、売上高９５５億１６００万円（前期比４１．３％減）、営業損益３９億４６００万円の赤字（前期は５１億４８００万円の黒字）、最終赤字２５億８４００万円（前期は１０億２２００万円の赤字）だった。

　午後２時３４分時点の株価は２９円高の４１５円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社