モリ工業、非開示だった今期経常は42％減益、未定だった配当は30円減配

　モリ工業 <5464> が7月31日後場(13:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比30.7％減の6.6億円に落ち込んだ。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比42.2％減の23億円に落ち込む見通しを示した。
　同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比48.7％減の10億円に落ち込む見通しを示した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を30円(前年同期は30円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も30円実施する方針とした。年間配当は前期比30円減の60円に減配となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の8.8％→6.3％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 令和３年３月期連結及び個別業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が、当社グループの業績に与える影響について合理的に算定することが困難なことから未定としておりました。現時点において入手できる情報や予測等に基づき、連結及び個別業績予想を公表いたします。　 新型コロナウイルスの感染拡大は、当社と関係のある多くの分野に影響を及ぼしており、先行き不透明な部分もありますが、第１四半期の実績とそこから予測する今後の見通しにより、当社グループの第２四半期連結累計期間における売上高は、前年同四半期比75％程度と予想し、下半期はやや回復し、連結会計年度における売上高は前年同期比80％程度と予想しております。

　　 当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題と位置づけております。配当につきましては、安定的な配当の継続を基本としつつ、業績水準ならびに配当性向等を勘案して決定いたします。　 令和３年３月期の配当予想につきましては、業績予想と同様に未定としておりましたが、上記業績予想にあわせて、配当予想を公表いたします。中間配当予想及び期末配当予想をそれぞれ１株につき30円といたします。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。