高砂鉄、今期経常を一転黒字に上方修正、配当も無配→10円実施へ

　高砂鐵工 <5458> [東証２] が1月29日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想の2000万円の赤字→6000万円の黒字(前期は2億1000万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1億1200万円→1億9200万円(前年同期は1億3600万円)に71.4％増額し、一転して41.2％増益計算になる。

　業績好調に伴い、従来無配としていた期末一括配当は10円(前期は10円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　受注数量は、第３四半期に入り、自動車部品向けを中心に需要が回復し、第４四半期においても第２四半期決算発表時に見込んでいた受注数量をさらに上回る見込みであることから、通期での経常利益は60百万円の黒字となる見通しです。引き続き市場開拓による売上の拡大及びコスト低減等の収益改善策に取り組んでまいります。（業績予想に関する留意事項）本資料における予想は発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後の事業環境の変化により実際の業績が異なる可能性があります。

　当社は、安定的な経営基盤の確保に努めるとともに、利益状況に対応した配当を行うことを基本として、財務体質の改善、企業価値向上に向けた投資資金の確保、先行きの業績見通し等を勘案しつつ、株主の皆様へ利益還元を図っていく方針です。2021年3月期期末配当予想につきましては、これまで無配としておりましたが、上記の基本方針のもと、当期の業績予想の上方修正を踏まえ、1株当たり10円とさせていただきます。株主の皆様には引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。