東京鉄、今期経常を29％上方修正

　東京鐵鋼 <5445> [東証Ｐ] が1月31日後場(14:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は32億円の黒字(前年同期は6.1億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の35億円の黒字→45億円の黒字(前期は6.4億円の赤字)に28.6％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の21.5億円の黒字→31.5億円の黒字(前年同期は7.9億円の赤字)に46.4％増額した計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は18.5億円の黒字(前年同期は7.7億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-3.6％→7.8％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当連結会計年度の業績につきましては、売上高は鉄筋の出荷数量および販売価格が想定を上回る見込みで、従来予想比10億円増収の790億円を見込んでおります。損益面では、電力エネルギーを主とした製造コストが上昇基調にあるなか、販売価格の引き上げと想定を下回って鉄スクラップ価格が推移したことにより値差が拡大し、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の何れも、2022年10月31日に発表しました業績予想を上回る見込みです。　(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な不確実な要因が内在しております。実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。