チヨダウーテ、前期最終を赤字拡大に下方修正、配当も無配転落（訂正）

　チヨダウーテ <5387> [ＪＱ] が5月8日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の0.5億円の赤字→20.8億円の赤字(前の期は0.9億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1.3億円の黒字→19億円の赤字(前年同期は2.3億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　業績悪化に伴い、従来5円を計画していた期末一括配当を見送り、17期ぶりに無配転落(前の期は3円)とする方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当連結会計年度の連結業績につきましては、2019年秋の消費税増税の影響により、2019年７月から年度末にかけて９か月連続で新設住宅着工戸数が前年対比で落ち込み、販売数量が低調に推移した結果、売上高が減少しました。それに伴い製造は、出荷動向に合わせて在庫調整を実施せざるを得ず、操業時間の短縮化を起因とする生産効率の低下を招いたことで十分な原価低減効果を上げることができず、営業利益、経常利益ともに前回発表予想を下回る見込みとなりました。　また親会社に帰属する当期純利益は、本日付で開示しました「特別損失(固定資産の減損損失)の発生に関するお知らせ」に記載の通り、特別損失1,867百万円の計上を見込んでいることから前回発表予想を大幅に下回る見通しとなりました。※上記の業績予想は、当社が現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により異なる可能性があります。