ジャニス、今期経常を一転赤字に下方修正

　ジャニス工業 <5342> [名証Ｍ] が11月13日大引け後(16:20)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は8800万円の赤字(前年同期は3400万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の6000万円の黒字→8000万円の赤字(前期は1億3400万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は800万円の黒字(前年同期は1億円の赤字)に浮上する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は2500万円の赤字(前年同期は3400万円の赤字)に赤字幅が縮小したが、売上営業損益率は前年同期の-4.0％→-6.8％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績予想の売上高につきましては、当第２半期累計期間の実績を考慮しておりますが、新商品(キュアーズ)を中核に工務店営業を強化して、リフォーム市場の開拓やOEMの新規獲得に努めてまいります。利益面におきましては、売上高減少に伴い生産性の効率が落ち込むだけでなく、原材料やエネルギー価格の高止まりや円安の影響は厳しいものと予想されますが、売上高を確保して製造歩留まりの向上に取り組み、製造原価低減に努めてまいります。(注)上記予想は当社が現時点で入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。