ノリタケ、前期経常を26％上方修正

　ノリタケカンパニーリミテド <5331> が4月27日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の35億円→44億円(前の期は63.1億円)に25.7％上方修正し、減益率が44.6％減→30.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の28.4億円→37.4億円(前年同期は25.9億円)に31.6％増額し、増益率が9.5％増→44.2％増に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の連結業績予想につきましては、売上高は、工業機材事業の自動車関連及びセラミック・マテリアル事業の電子部材を中心に想定を超える増収となり、加えて期末に向け為替が想定レートに対して円安に進んだ効果もあり、前回予想を上回る見込みです。また利益面では、増収効果に加えて、コロナ禍での費用抑制と年金資産の時価上昇に伴う子会社での退職給付費用の圧縮等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益 共に前回予想を上回る見込みとなり、上記の通り通期業績予想を修正いたします。（注）業績予想につきましては、現状で判断しうる一定の前提に基づいており、今後発生する状況の変化によっては実際の業績と異なる可能性があります。