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「電線地中化」が5位に急上昇、重要道の電柱強制撤去の新制度創設と報じられる<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「電線地中化」が5位に急浮上している。
27日付の日本経済新聞朝刊で「国土交通省は災害時の物資輸送に重要な道路を対象に、電力会社や通信会社に電柱を撤去させる新たな制度を設ける」と報じられた。重要区間を指定して、10年間の猶予期間終了後は道路の利用許可を更新しないようにするという。電力会社や通信会社は国などから道路の利用許可を得て電柱を設置していることから、利用許可が更新されなければ、猶予期間内に撤去しなければならず、既にある電柱を強制的に撤去させる初の制度となる。
国が無電柱化を進めるのは、良好な景観形成や通行空間の安全性・快適性確保などに加えて、地震などで倒れた電柱が道を塞ぎ、救助や復旧を遅らせるのを防ぐのが目的。日本の各都市における無電柱化は世界的にみて遅れており、ロンドン・パリなどのヨーロッパの主要都市や香港・シンガポールなどのアジアの主要都市では無電柱化が概成しているのに対して、日本の無電柱化率は東京23区で8%、大阪市で6%(17年度末、国土交通省調査)と遅れている。国交省ではまず、災害時に緊急車両の通行を確保すべき幹線道路から電柱撤去に取り組み、無電柱化を加速させる考えだ。
この報道を受けて、27日にはイトーヨーギョー<5287.T>が一時ストップ高と急伸。ベルテクスコーポレーション<5290.T>も大幅高した。きょうは全般市場が軟化していることもあり、関連銘柄に目立った動きは見られないものの、株式市場における息の長いテーマの一つとして、今後も注目が必要だ。
出所:minkabuPRESS
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