三谷セキ、前期経常を22％上方修正・3期ぶり最高益、配当も23円増額

　三谷セキサン <5273> [東証Ｓ] が5月2日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の87億円→106億円(前の期は83.7億円)に21.8％上方修正し、増益率が3.9％増→26.6％増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の36.4億円→55.4億円(前年同期は41.3億円)に52.1％増額し、一転して34.1％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の49円→72円(前の期は44円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　主力のパイル部門においては、一般の中規模以下の物件の需要が停滞し競争が激化する中で、半導体工場などの大型物件の特需により販売量が増加したこと、またホテル事業では稼働率・客室単価が改善したこと、ＩＴ関連事業ではハードよりも収益性の高いソフト開発の売上が増加したこと等により、営業利益並びに経常利益は増加いたしました。　また、不動産の売却により生じた利益を特別利益に計上したことから当期純利益は増加いたしました。

　　当社は株主に対する安定した利益還元を維持すると共に、将来の事業展開と企業の体質強化のために、内部留保にも留意し、業績の状況を総合的に考慮して配当を行っております。　今般上記の配当方針に基づき、最近の業績や今後の見通し、株主の皆さまへの利益還元等を総合的に勘案した結果、期末配当金につきましては、直近の配当予想より23円増配し、１株当たり45円50銭に修正いたします。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以　上