トーヨアサノ、上期経常を一転赤字に下方修正、通期も減額

　トーヨーアサノ <5271> [東証２] が9月29日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常損益を従来予想の1億2500万円の黒字→1億4100万円の赤字(前年同期は9600万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
　上期業績の悪化に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の2億8000万円→2億2000万円(前期は2億9500万円)に21.4％下方修正し、減益率が5.1％減→25.4％減に拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(1) 第2四半期売上高につきましては、コンクリート二次製品事業および工事事業において、当社グループの主要営業エリアである関東地区の民間需要が当初予想を下回って推移したこと、および工事着工の遅れを主因として当初予想を8.3％下回る予想であります。損益面につきましては、販管費は当初予想の範囲内に収まりましたが、コンクリート二次製品事業において年初に想定した以上の原材料価格の上昇、および工事事業における着工遅れによる完成時期のずれ込みが発生した結果、各損益は当初予想を大幅に下回る見込みであります。(2) 通期売上高につきましては、計画を上回る受注残により上期の遅れを取り戻したうえでさらに上積みが見込めるため、当初予想を7.1％上回る見込みであります。損益面につきましては、、下半期は上半期の完成工事を見込んでいるものの鋼材を中心とした原材料価格の上昇が想定以上に進んでいることを考慮した結果、営業利益・経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は当初予想を下回る見込みであります。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報から得られた判断に基づいており、実際の業績等は、様々な要素により記載の予想数値とは異なる結果となる可能性があります。