テクノクオツは小動き、２１年３月期業績予想を上方修正も反応限定的

　テクノクオーツ<5217.T>は小動き。前週末１２日の取引終了後、２１年３月期の連結業績予想について、売上高を１１３億円から１２６億円（前期比３８．７％増）へ、営業利益を２１億７４００万円から２４億４０００万円（同７２．０％増）へ、純利益を１５億１６００万円から１６億７０００万円（同６８．３％増）へ上方修正したが、市場の反応は限定的のようだ。

　新型コロナウイルス感染症の影響によるテレワークや巣ごもり需要の増大でデータ量が増加し、データセンターなどのインフラ需要が拡大しているほか、自動車産業の急激な回復を背景に、車載向けを中心とした半導体需給の逼迫が顕在化していることが要因。同社でも豊富な受注残高と工場の高稼働に伴う量産効果を背景に、第３四半期累計業績が計画を大幅に上回り、第４四半期も好調な業績を維持できる見通しとなったとしている。

出所：MINKABU PRESS